前回に引き続き
現在私が心がけている指導テーマ“節度”のシリーズです。

大人も子供も、人生に深く関わってくるこのテーマをみんなで一緒に考えていきたいです。

今回の話題は“積極性”

目次

◆節度と積極は相反するものか?

◆節度の中に積極性を発揮する

どんどん質問が出てくる子の勇気と魅力

◆出始めた貴重な芽を見逃さないように

◆舞台プログラム参加者募集・見学のご案内

◆節度と積極は相反するものか?
節度と聞くと、行き過ぎないという意味合いから 控えめである、我慢をするような連想があるかもしれません。
一方で積極は、進んで働きかけること、意欲的に行動すること。 でもこの2つは相反するものなのでしょうか?

◆節度の中に積極性を発揮する
どんどん質問が出てくる子の勇気と魅力
先日、舞台プログラム生の鬘合わせがあった時のエピソードです。 小さな子供たちにも、見学の機会をいただきました。
貴重な現場で、みんな真剣に正座の足を崩さないように見ている姿は 私自身も嬉しい光景でした。
初めて見る鬘の原型、道具、金属を叩く音に 子供たちはいろいろな問いが浮かんできたのだと思います。
そんな中で、何人かの子供達が積極的に質問をしてくれました。 「これは何の道具?」 「これがどうなっていくの?」 その質問に、プロの皆様が丁寧に答えてくださりました。

◆出始めた貴重な芽を見逃さないように 静寂の中で声を出すのは勇気がいることです。 そんな中で咄嗟に自分の思いを口に出すことができるのは立派な能力だと思います。 幼少期の私は、そんな時に何となく遠慮・躊躇してしまうことが大半だった気がします。
声を出せる子は、全体の雰囲気を盛り上げてくれます。 興味のある様子を、周りに伝えることができる とても魅力的な能力です。

どんな時でも、子供たちに注意するタイミングは考えるようにしていますが、 節度ある積極性が守れている範囲内では どんどん積極的な行動を褒めたり、フォローして伸ばしてあげたいです。

節度と積極性、相反するものではなく 節度の枠内で大いに発揮する積極性として捉えて みんなにどんどん一歩前に出られるようになって欲しいと思います。

有馬和歌子

 

◆舞台プログラム参加者募集・見学のご案内
【子供舞踊塾 参加者募集】

第7回 舞台プログラム プログラム開催期間:2024年2月〜2025年冬ごろまで

対象年齢:3歳〜18歳(年少〜高校生)

お稽古:1回60分/月4回 (火)(木)13:00〜19:00 (土)(日)11:00〜19:00より

ご都合のよろしい日程を調整いたします。

稽古場:東京都港区エリア ほか

【舞台プログラムとは】
舞台出演(過去に国立劇場や浅草公会堂など)に向けて、日本舞踊の基礎と本格的な舞台準備、様々な日本文化体験を行います。

 

【到達目標とする4つの学び】

◇礼儀作法 美しい姿勢とごあいさつ

◇日本文化 職人の技術を肌で感じる

◇表現力 自信を持って人前に立つ

◇集中力 聞く力/本番力を養う

ご見学・お問い合わせ
[子供舞踊塾 お問い合わせ]
kodomobuyou@gmail.com

上記メールアドレスもしくは
ホームページお問い合わせフォームにて承ります。